庭師と松

囀をこはさぬやうに庭師ゐて

20160419-2.jpg


掲句は、吟行句。

旧芝離宮恩賜庭園で、庭師さんがせっせと松の手入れをしていました。
「松手入」の季語が浮かび、歳時記でしっかり確認をしたころ秋の季語でした。

手元の歳時記では、その他の松にまつわる春の季語は、「松の花」「松の芯」。

それなら、この庭師さんはなにをなさっているの?
と言う事で、お忙しい所、「俳句をしている者です。松手入は秋の季語なのですが、なぜ今、手入れをされているのですか・・・」と、遠慮なく声を掛けてしまった、おたまおばちゃん。

わざわざ高い所から降りてきて実際に松を見ながら説明してくださいました。
これが雌蘂で、これが雄蘂で、これが松ぼっくりになる・・・と。
本当にありがとうございました。

「秋に手入れをするのは、お正月に向けて見栄えを良くするために手入れをする」との事。
「赤く変色した古葉を取り除いて風通しをよくし、松の姿を整える」のだとか。

家に帰ってから、Webで調べて見ると、松にまつわる他の春の季語をもうひとつ見つけました。
(手持ちの歳時記にも載っていますね)

【松の緑摘む/緑摘む/若緑摘む】
松の新芽を摘み取ること。秋の「松手入」とともに松の姿を美しく整えるための大切な作業。

確かに、その庭師さん、「今は新芽を摘んでいる」って言っていました。
そして「今の時期の枝葉は、ここから剪って姿を整える」・・・。
「この時期の作業が松の見た目を整えるのに大切」とも。

吟行句会で、おたまが話していた庭師さんを詠んだ句が出されました。
その句は、とても良い句でした。
(あの広い庭園の中、おたまが話しているのを見ていたとか・・・)

それに比べて、おたまの掲句は、なんと当たり障りのない句。
それに、庭師さんと話した事が何の役にも立っていないし・・・。

と言う事で、家に帰ってからこの庭師さんで詠み直す努力をしています。
努力中なので、今だ結果出ずですが・・・。

吟行って色々な発見や出会いが楽しみですが、家に帰ってからも発見があって楽しいです~。



主に、谷中・根津・千駄木界隈で俳句詠んでいます。

にほんブログ村 ポエムブログ 俳句へ
にほんブログ村

Theme: 俳句 | Genre: 小説・文学

コメント

管理人のみ閲覧できます

このコメントは管理人のみ閲覧できます

2016/04/19 (Tue) 21:51 | # | | 編集
No title

芝離宮ですか、久しく行っていません。
うちの父方の曾祖母(子供の頃会ったことあります)は、
生家が芝神明の近くだったそうです。

来週から銀座のグループ展に参加します。
「海程」の同人からお話があって、それならと、
雪うさぎさん、板見さん、蜂谷さんもお誘いしました。
俳句の書の他、写真や絵とのコラボなど、
賑やかな展示会になりそうです。
詳しくは当方のブログを御覧ください。

2016/04/19 (Tue) 21:56 | yuhki #OLHiJ7es | URL | 編集
ご無沙汰しています

yuhki様、お早うございます。

ご無沙汰しています。

> 芝離宮ですか、久しく行っていません。
> うちの父方の曾祖母(子供の頃会ったことあります)は、
> 生家が芝神明の近くだったそうです。

まぁ、曾祖母様はこの辺りのご出身なのですね。
おたまは、はじめて行きました。
海の風を感じるところでした。

> 来週から銀座のグループ展に参加します。
> 「海程」の同人からお話があって、それならと、
> 雪うさぎさん、板見さん、蜂谷さんもお誘いしました。
> 俳句の書の他、写真や絵とのコラボなど、
> 賑やかな展示会になりそうです。
> 詳しくは当方のブログを御覧ください。

確認しました。

「詩歌書画展&ライヴ 第1回ムジカ展」素敵な企画ですね。
伺いたいと思いますが、ちょっと時間のやりくりが難しそうです。
隙間の時間が広がったら、銀座なのでそんなに遠くないので行きたいと思います。


ご連絡頂いたもうひとつの件、ありがとうございます。
まだまだ修行が足りませんね。
写真以外はどうにかしました。

2016/04/20 (Wed) 06:35 | おたまおばさん #2TS3CODM | URL | 編集

コメントの投稿


管理者にだけ表示を許可する